〜〜Zephyranthes〜〜
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 半年……
 初めはこんなにかかる予定じゃなかったんですが……
 何故こんなに長引いたんだろうと頭を捻ってしまいます。

 そもそも、この話は3話程で終わる予定でした。
 1話、2話、そして最後の6話。
 構想中にあったのはたったこれだけです。
 でも、これだけでは伝えられない事が有る。
 書きたいシーンが未だ有る。
 そう思って詰め込んでいるうちに……
 破綻し掛けて増えてもぉ、なんだか今は疲れたーって感じです。

 実際のところ、リズィを出せたのは筆者としてはちょっと嬉しいです。
 本編中での彼女の活躍があまりに少なかったのが、ちょっと悲しかったせいです。
 リズィがドライ――キャルに撃たれた後、どう考えたか。
 そして、そのキャルがツヴァイ――玲二の手によって失われた事をどう思うか。
 それを書いてみたかったので……
 もっとも、上手く書き上げられたかは自信が無いですが。

 でも、満足してます。
 筆者達の思う、エレンのエンディングの続きを書ききれたっていう感じでいっ
ぱいです。
 展開はまあ、御都合主義で王道なのかもしれませんが…
 それはご愛敬と言う事で……
 (筆者Aの腕の所為とか指差されると泣きます)
 でも満足いってます。
 文章の出来には自信は持てませんが、キャラの心は書ききれた……
 そう思います……思えるかな? 思えたら良いなぁ……

 あと……蛇足的事柄ですが。
 エレンが再び銃を持った事、筆者はあれで良かったと思います。
 初めは銃とは縁のない生き方にしようと思ってたんですが…
 でも、玲二と共に生きていく時、それで良いんだろうか。
 同じ位置に立てないで、本当に信頼しあえるのか。
 信頼しあえても、エレンはそれで納得いくのだろうか…
 と思って……結局ああしました。
 このあたりの判断は、人其々なのでしょうが…
 筆者は、これで良いと思いました。
 2人の関係は、こうなんだろうな……生き方も人生も、何もかも一緒。
 全てが同じで、連れ添って生きていくんだろうな。
 筆者はそう思います。

 これをお目にして下さった方が、喜んで下さったなら。
 筆者達の描きたかった事が、伝わっていたのなら…
 とても、嬉しいです。
 それでは……


 後書きにかえて――
 佐々木 沙留斗


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