桜  (2)




「え・・・?」
「お、うまくいったな」

 なぜか突然蘭の目の前に飛び出してきたのは、薄いピンク色の小さな薔薇の花だった。
 小さな一輪の切花が、蘭の鼻先30センチの位置に、突如として出現したのだ。・・・差し出された新一の手の中には、さっきまで確かに、何もなかったはずなのに・・・?

「・・・な、何で?」

 思わぬ出来事に、出てくるはずだった涙も引っ込んでしまい、蘭は目をぱちぱちと瞬かせた。
 そんな蘭に芝居がかった態度でうやうやしくその薔薇を差し出して、新一は悪戯っぽく微笑んでいる。

「・・・ねえ、何で? どこから出てきたの???」
「あのなあ・・・。どこの世界に、トリックの種明かしするマジシャンがいるんだよ」
「ま、マジシャン・・・?」

 思わず、新一の顔をまじまじと見つめてしまう。
 ・・・ということは、今のって、マジックだったってこと・・・?
 おずおずと薔薇の花を受取りながら、蘭は小首をかしげた。

「・・・いつの間に、こんなこと覚えたのよ」
「受験が終わってから暇だったんだよ。オメーは後期日程の勉強するとか言って、家にもぜんぜん来ねーし・・・そんなときに限って、目暮警部からの電話もなくてよー」

 だから、同じく受験を終えて暇を持て余していた別の高校の友人を自宅に引きずり込んで、マジックが得意だというその友人から簡単のものを教えてもらったのだ、という。

 後期試験は、センター試験の点数と、あとは小論文だけだった為、もう新一に教えてもらうことはなかったから・・・前期試験が不合格だとわかったときからこの10日ほど、実はずっと新一には会わずにいたのだ。
 会えば、どこの大学を受けるつもりなのか、きっと尋ねられるだろうから。

 ・・・今だって。
 今日が後期の合格発表の日だってこと、新一が知らないはずがない。
 蘭の合否を聞くために、わざわざここまで追いかけてきたのではないだろうか、と、そう思った。

 聞かれたら・・・何て、答えようか。
 新一に手渡された可憐な薔薇の花に視線を落とし、蘭はわずかに身体を強張らせていた。

 突然目の前に飛び出した新一の手品のお陰で、溢れそうになっていた涙はうまく引っ込んでくれた。
 でも、その話題に触れられたら・・・どうすれば、いいんだろう。

 けれど新一は、ただただ悪戯っぽく微笑むだけ。

「・・・これだけじゃねーんだぜ?」

 蘭の身構えた様子など、まるで気付いていないかのように。
 手の中に、今度はトランプなんか持っている。
 その様子は、自分の宝物を母親に見せびらかして自慢している、幼い子供のよう。

「・・・まさかと思うけど、わざわざわたしに、その覚えたての手品を見せたくて・・・ここまで追いかけてきたわけじゃ、ないわよね・・・?」
「あ、ばれた?」

 にかっと、白い歯を見せる新一。

 ・・・ねえ、そんなはず、ないでしょう?
 今日が合格発表だって、知らないわけ、ないでしょう?
 そしてわたしがさっき破り捨てたものが、何だったのか・・・新一に、わからないはずが、ないでしょう・・・?

 それなのに、新一は何も言わない。何も聞かない。

 ま、見てろよ!・・・と自信たっぷりに言いながら、手にしたトランプを両手で扇形に開いて見せたりしている。

「・・・いいか? このカードの中から1枚引いて、マークと数字を覚えたら、中に戻すんだ」
「・・・う、うん・・・」

 言われるままにカードを1枚引き、また山の中に戻す。
 新一は妙に嬉しそうに、そのカードの山をちょっとぎこちない手つきでシャッフルしてみせる。

「・・・で、このカードの一番上を、指で弾くとだな、・・・さっき蘭が覚えたカードが、一番上に・・・」
「・・・違うじゃない」
「あ、あれ?・・・っかしーなー・・・」

 新一がめくって見せたカードは、蘭が引いたカードとは別のもの。
 思わず呆れ顔で新一の顔をじっと見てやれば、悔しそうに、「・・・もう1回やらせろっ!」と言いながら、ぐしゃぐしゃとカードを混ぜ合わせている。

「・・・よし、今度こそ!・・・ほら、引けよ」
「はいはい・・・」

 再び差し出された扇形のカードの束から、またまた言われるままにカードを1枚引く。
 そしてさきほどと同じように新一がカードをシャッフルし、一番上を指で弾いてみせるのだが・・・。

「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・もう、諦めたら? ・・・新一みたいな不器用な人がマジックをやろうだなんて・・・かなり無謀だと思うんだけど」
「家で練習したときには出来たんだよ! ・・・ええい、もう1回だっ!」

 何回やっても、同じことだと思うんだけどなあ・・・。
 そうは思ったのだが、負けず嫌いの新一らしい、ムキになったその様子に、微笑ましいものを感じてしまい・・・蘭はまたまた、言われるままにカードを引いた。
 そして、またまた不器用な手つきで、カードをシャッフルしてみせる新一。
 一生懸命というか、夢中というか・・・ほんと、こんなとこって、子供っぽいんだから。

 ・・・もしかしたら本当に、覚えたてのマジックを自慢したいという理由だけで、ここまで蘭を探しに来たのかも。
 そう思ったら蘭の胸の中に、ふつふつと小さな笑いがこみ上げてきた。

 そして。

「・・・おわっ! ・・・だーーーっ!」

 一体何をしようとしたのか、突然、新一の両手の中から、何かが爆発するかのように、カードが一気に飛び散ってしまった。
 ばらばらと落ちていこうとするカードをかき集めようと、わたわたと新一の両手が空中を泳ぐ。・・・そんな努力も空しく、カードは河川敷の芝生の上に、桜の花びらと一緒になって、すっかり散らばってしまったのだった。

「・・・ちきしょーっ!」

 心の底からの悔しそうな罵声を口にしながら、カードを拾い集める新一。
 その様子が子供っぽくて、可愛くて・・・微笑ましくて。
 気付いたら蘭は、くすくすと笑い出していた。

 もう、もう・・・新一ったら!

「・・・なに笑ってんだよ・・・」

 しゃがみ込んでカードを集めていた新一は、頭上から聞こえてきたの蘭の笑い声に反応し、不貞腐れたように蘭の顔を上目遣いに睨みつけてきた。
 そんな顔でさえ、今はおかしくて。
 先ほどまでの張り詰めていた気持ちが、ぷつんと切れてしまったかのように、次から次へと笑いがこみ上げてくる。

 そして、それと同時に。
 ・・・なぜか、引っ込んでしまったはずの涙までが、一緒にこみ上げてきてしまったのだ。

 ねえ、新一・・・やっぱり、知ってたんでしょ?

 今日が、合格発表だった、って・・・。
 わたしが、不合格だった、って・・・。

 だから、わたしを少しでも元気付けようとして、ぜんぜん得意でもないマジックなんか、やってみせてくれようとしたんでしょ・・・?
 何も言わずに、何も聞かずに・・・。

 そう思ったら、新一の不器用な優しさと気遣いが、嬉しくて。
 そのくせ、本気で悔しがっている新一の様子が、おかしくて。
 泣きながら笑うだなんて、随分と器用なことをしているなぁと自分でも思ったのだが、それでも、涙も笑みも、溢れてくるのを止めることができない。

「・・・オメーなあ・・・」

 いつまでたっても泣きながら笑っている蘭の様子に呆れたように、新一はカードをかき集める手を止めて、ゆっくりと立ち上がった。

 少しの間、会わなかっただけなのに・・・もしかして、また背が伸びた?
 息がかかるほど近くに立って自分を見下ろしている新一の視線が、以前よりわずかに高くなったような気がして、蘭は笑いを収めてわずかに息を飲んだ。

 ・・・ほんの数日、会わなかっただけなのに、それでも新一は変わってしまう。
 だから、ずっとこれからも、すぐそばでそんな新一のことを見ていたいのに。
 これからは、一緒にいられないだなんて・・・すごく、悔しい。

 今まででさえ・・・同じ学校の同じクラスにいてでさえ、忙しくて会えない日がたくさんあったんだよ?
 学校が離れてしまったら、いったいどれくらいの間、新一を見ていられない時間を、我慢しなくちゃいけないの?
 わたしが見ていないところで新一は、どんどん変わって・・・大人になっていってしまうというのに・・・。

 優しい新一。
 大好きな新一。
 どんどん大人になって、素敵になっていくあなたに、置いていかれてしまう。
 ・・・一緒に、ついていきたかったのに・・・!

 新一の顔を見ていたら、そんな思いが溢れてきて、そんなつもりはなかったのに、口をついて出てきていた。

「・・・新一、わたし・・・新一に、ついていけなかった・・・」
「蘭・・・?」
「一緒に、東都大学、行きたかったのに・・・後期も、だめだった。・・・新一と、一緒に行きたかったのに・・・」

 蘭が最後まで口にする前に、新一の腕が蘭に向かって伸びていた。
 いつの間にかすっかり逞しくなってしまったその腕が、蘭の細い身体を力任せに引き寄せる。
 大きな胸にぎゅっと抱き寄せられ、いきなりのことにバランスを失ってしまった蘭は、そのまま全体重を新一の身体に預けてしまった。・・・それを新一は、こともなげに支えてしまう。

「・・・しんいち・・・!」

 いろんな感情が一気にあふれ出てしまい、蘭はそのまま、新一の胸に顔をうずめた。・・・涙が、さきほどまでとは比べ物にならないような勢いで、どんどん溢れ出してくる。
 そんな蘭の耳元に、新一の切なげな吐息が大きく響いた。

「・・・バーロ・・・オレだって、オメーと一緒の大学に行きたかったに決まってんだろ・・・?」
「うそ・・・」
「何で嘘なんだよ・・・」
「だって新一、わたしが大学決めるとき・・・新一と一緒にいたいからって理由で、決めるなって・・・」
「当たり前だろ?・・・蘭の将来決めるのに、オレのことを理由にして欲しくなんかねーよ・・・。けど、蘭が自分で選んだ大学がオレと一緒だったら、嬉しいと思ってたんだ・・・」
「新一・・・」

 新一の言葉に、蘭はますます涙が止まらなくなってしまった。

 新一も、一緒にいたいと思ってくれてたの・・・?
 離れるのが寂しいって、思ってくれてたの・・・?

 新一の背中に腕を回し、ぎゅっと抱きつく。・・・それに応えるかのように、蘭を抱き締める新一の腕にも、いっそう力が込められた。


  画:あけさん



 大好き。
 離れたくない。
 ずっと、一緒にいたい。

 ・・・けれど、それができなくなったのは・・・蘭が、東都大学に合格できなかったせいだから。

「ごめん・・・ごめんね、新一・・・」
「何で謝るんだよ・・・」
「わたしが、合格してれば・・・一緒にいられたのに・・・」
「・・・何言ってんだよ。ずっと頑張ってたじゃねーか・・・オメーは、手抜きなんかしてなかっただろ・・・?」
「でも・・・」
「・・・いいから」

 もう、いいから。
 そう言ってくれる新一の声は、とてもとても優しくて。
 新一の胸に顔を埋めたまま、蘭は子供のように、ずっと泣きじゃくっていた。

 穏やかな春のそよ風の中、二人を取り巻くように相変わらず、小さな無数の花びらが舞い散っていた・・・。
 


***
 


「・・・オレたちさ、今まで、ずっと一緒だったよな・・・?」
「うん・・・」

 桜のトンネルの中を、手をつないでゆっくりと歩きながら、ぽつり、と新一が口を開いた。

「母さん達が友達で、家も近所で・・・幼稚園も一緒で、そのあとも、ずっと」
「うん・・・」

 先ほど蘭が考えていたことをそのまま、新一が口にする。

「・・・それが当たり前すぎて、考えたこともなかったんだよ。・・・オメーが、オレの隣からいなくなる、なんてさ・・・」
「うん・・・」

 うん、とただ相槌を打つしかできない。
 だって新一の言葉は、そのまま蘭の言葉だったから。

 たかだか大学が離れてしまうくらい、どうということはないのかもしれない。
 家は相変わらず近所なのだし、会いたいと思えばすぐに飛んでいけるような距離に住んでいるのだから。
 園子のように、学校が違うどころか住んでいる国まで違う人と、それでも愛を育んでいる恋人たちもいるというのに・・・それを思えば、こんなことで悩んで、落ち込んでいる自分は、なんと我侭で傲慢なんだろう。

 それでも。
 当たり前のように一緒にいて、当然のように並んで歩いてきた新一との、こんなわずかな別離でさえも、心の中に大きな穴が開いてしまうかのような喪失感をもたらしてしまう。
 ・・・たとえ他の恋人たちにとっては何でもないことなのだとしても、蘭にとっては、この先の自分の進むべき道さえ見失ってしまうほどの、それは大きな喪失だった。
 そしてその思いを、新一も共有してくれている。

 ・・・つないだ手に、蘭はきゅっと力を込めていた。




  画:あけさん




「・・・なあ、蘭」
「・・・うん」
「オレ達さ、きっとまだ、ガキなんだよ」

 新一の言葉の意味がわからず、蘭は小首をかしげる。
 歩みを止めずにそんな蘭を振り返って、新一はちょっと照れくさそうに笑った。

「四六時中一緒にいなきゃ、不安だったり、寂しかったり・・・離れている時間が我慢できねーってことだもんな・・・。そんなつもりはなかったけど、実際に離れなきゃいけなくなってみて、よくわかった」
「・・・新一・・・」
「親離れができてねーガキみたいなもんだよ。オレも・・・蘭も」
「・・・・・・」

 新一の顔を見返しながら、その通りなのかもしれない、と、蘭も思った。
 新一がいなければ、自分の力できちんと立っていることもできない。・・・それは新一の言うとおり、親から突き放されてただ泣き叫ぶだけの、ただの子供のようではないか、と。

 そのことに、ようやく気づいたのだ。
 蘭も・・・新一も。

 親離れ・・・しなきゃ、いけないんだよね・・・?
 そんな思いに不安を滲ませる蘭に、新一はまた、安心させるように小さく微笑む。

「・・・んな顔すんなよ。オレはオメーから、離れたりしねーからさ」
「でも・・・」

 大学が離れれば、自然と一緒にいる時間も減ってしまう。・・・それは、離れるってことじゃないの・・・?
 それが我慢できないから、わたし達は子供なんだって、ことなんでしょう・・・?

「一緒にいるってことはさ・・・ただ、ほんとに四六時中くっついてるってこと、だけじゃねーよな?」
「・・・・・・」

 言い聞かせるような新一の、言葉。
 蘭に向かって言っているようで・・・まるで、自分自身に言い聞かせるかのような口調で。

「オレはさ・・・・・・どんなに蘭と離れてたって、気持ちはずっとそばにいるつもりだから」
「・・・・・・」
「・・・いつも顔を見ていなけりゃ不安でしょうがないのは、離れてても気持ちは一緒だっていう自信が、持てないからだろ? けど、オレの気持ちは、ずっとオメーのそばにいるから。 ・・・だからさ、オレのこと、信じてて欲しいんだ」
「新一・・・」

 ずっと、そばにいるから。
 離れても、気持ちはそばにいるから。

 その新一の言葉が、少しずつ、蘭の気持ちを解きほぐしてゆく。

 新一の言うように、不安で不安で、怖くてなきそうなのは・・・蘭が新一を、信じられずにいるからなのだろうか。

 新一はこれから、蘭のいない場所で、蘭の見ていないところで、どんどん変わっていってしまう。
 その変わっていく新一が、 果たしていつまでも今と同じように、蘭のことを思っていてくれるだろうか・・・という、不安。
 それは、新一の気持ちを信じきれずにいるからこそ、生まれるものなのだと、そういうことなのだろうか。

 でも、新一は信じていてほしい、と言う。
 ずっと変わらずに、蘭のことを思ってくれる、と、気持ちはずっとそばにいる、と言ってくれる。

 信じたい、と思った。
 このつながれた手が離れることなど、ありはしないのだと・・・そう、信じたい。

「・・・信じるよ・・・」

 小さな声で、蘭は呟いていた。

「離れたって、新一の気持ちはそばにいてくれるって・・・・・・ずっとわたしのこと見ててくれてるんだって、信じてる ・・・」

 やっとのことで、蘭は新一に向かって微笑みかけた。

「・・・きっとね、神様がわたしに、もっと大人になれって言ってるんだよね」

 このまま新一と同じ大学に行ってたら、ずっと子供のままだから。
 ・・・そしたらいつまでたっても、新一の気持ちを信じていられるような強い心を、持つことができないから。

 だからきっと神様が、そんな蘭の心を強くするために・・・新一と離れても、気持ちはそばにいるんだって信じていられる大人になれるように、違う大学にいったほうがいいって、言ってくれているのでは、ないだろうか。
 蘭がぽつり、ぽつりとそう言うと、新一は小さく笑って、「・・・そう、かもな」と相槌を打ってくれた。

 まだ、今は、・・・やっぱり不安だけど。
 新一と離れてしまうのが、寂しいし、辛いけれど。
 でも、離れていても、信じあえるような関係に、なりたい・・・と、ようやく蘭は、そう思った。

 思うことが、できた。

「・・・で? 蘭は?」
「え?」
「・・・蘭は、ずっとオレのそばにいてくれるのか? 離れても、オレのことだけ見ててくれるか・・・?」
「・・・当たり前でしょ!」

 ちょっと顔を赤くして、叫ぶように蘭が答えると・・・新一は、とても嬉しそうに、蘭が思わず見惚れるような笑顔で微笑んだ。

 風に花びら が舞い上がる桜並木の下で。
 このつながれた手のぬくもりと力強さを、ずっと信じていきたい。


 たとえ離れても、なかなか会えなくなったとしても。

 この手はいつだって、そばにいてくれると・・・そう、信じていこう、と。


 

〜Fin〜


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04/03/31 up
06/03/13 再 up

 季節に合わせて、再アップ。
 掲載当時のコメントは、こんな感じ(笑) ↓


 河口恭吾の「桜」をテーマに、作品を書いてみたい・・・と思ってました。
 ちょうどそのときに、あけさんから「20000hitsのお祝いに、イラストプレゼントするよv」というなんとも嬉しいお申し出が!                   
 ・・・じゃあ、わたしが「桜」をテーマに小説書くから、そのイラスト描いてくださいっ!・・・とお願い(おねだり?)して、このたびの合作が生まれましたv
 わたしの駄文はともかく、素敵な素敵なあけさんのイラストで、春を満喫してくださいねっv

 そして、実はこの話、新一サイドでの続編があったりします。


 ・・・・・・・・・・・・・なんて、そんなことを書いてたのに・・・・・・・・・続編書く気、あるのか?(^^;